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No. 470 ケアサービスセンター てふ・てふ
おじぃとお金
2013/10/17-12:56

この仕事を初めて三年目に入ったが、まさか自分がお金を追っかけて走り回ることになろうとは想像もしていなかった・・・。

ある車椅子に乗った利用者さん(おじぃ)を連れてスーパーへ行った時のことだ。
その日は台風が近づいている影響で強い風が吹いていた。
スーパーの中では、台風に備えて買いだめする人達でごった返していた。

あっちでは子供がギャーギャー。←お母さんどこや?!
こっちではおばぁと娘がワーワー。←ん?どうしたんやろ?
「もう!自分で決めたらいいでしょ!」←うんうん、分からんでもない。
「・・・・・・・。」←娘の勝ちか。
おばぁの顔は大体想像がつくであろう。

おじぃはさっさと買い物を済ませ、レジでは今朝おろしたばかりの現金を丁寧に封筒から一枚出し、支払いを済ませた。
着々と事は進んでいた。

スーパーを出ようとしたその時、おじぃは「電話をかけたい」と言い出した。
携帯を持たない人だったので、公衆電話を探して店内を回った。
やっと見つけた公衆電話はスーパーの入り口のすぐ外側に設置されていた。
私は車椅子を押しながら公衆電話のところまでおじぃの車椅子を押して行った。
車椅子のロックをかけ、私は二歩後ろに下がった。
電話は個人的用事なのでプライバシーをあげようと気遣ったのだ。
次の瞬間、私が見た光景は何枚ものお札が桜のように空を舞っている様だった。
きれ〜〜〜〜〜い!!!言うてる場合ちゃうがな(汗)。

どうやらおじぃは電話をかけようと先ほどの封筒を胸元から取り出し、十円玉を出すために封筒を逆さにひっくり返したらしい。
封筒の底にある十円玉を取ろうと「えぃっ!」と振ったその瞬間、今朝ATMからおろしたばかりのお札が全て舞っていったということだ。
しかも台風前の風だったので生半可な風ではなかった。

私は、すぐ我に返り、虚しくもお札を追っかけて駐車場中を走り回った。
道路にもお札は飛んでいった。
容赦なかった。
私はまず一万円札の行先を確認し最初にわしづかみした。
普段、私はお金の向きを揃えてきれいに財布に入れるのだが、この時はそんなことどうでも良かった。
しかも、お札を踏むわけにはいかないので、だるまのように転がりそうになりながらも全て手で掴んだ。←幸運にも転ぶことはなかった(汗)。
とにかく全てを拾おうとがむしゃらに走り回った。
スーパーの駐車場と言ってもそれは無駄に広い駐車場だった。
「ようここまで飛ぶな!」ってとこまでお札は飛んでいった。
台風の風は所々で渦を巻いていた。
私もその渦に巻き込まれることになった。
お札と言えども薄っぺらい紙きれだ。
簡単に渦を巻かれるのも無理はない。
しかも計算通りに動いてはくれないので取るのにまぁひと苦労かかる。

こんな日に限って私はお気に入りのシャツを着ていた。
夏から秋へ向けて、温度も少し下がり、お洒落が出来るようになったこの季節。
気持ちを入れ替えて「フレッシュな自分」で出勤したかったのだ。
そのシャツさえも脇下は汗まみれ。
顔も汗まみれ。
メガネは下がる一方。
ベルトを忘れたズボンも下がる一方。
スニーカーだったため、かろうじて走りやすい格好ではあったが・・・。

こんなマンがみたいなことが・・・・・・・あるんです!!
自分でも「今わたしは喜劇の舞台に立ってるのか?」と不思議に思いながら走っていた。
結局千円札を一枚見つけることはできなかったのだが、あの風の中でこれだけのお金を見つけられたのはもはや奇跡に近いかもしれない。
事務所に戻った私は、昼ごはんもままならないまま、よく仮眠を取ることができた。←子供か!!


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コメント

事務局
あなたのお陰でその利用者は助かったんですねー。たぶん、苦労は報われないかもなんて思わず本能で行動したんですよね。久々に感動しました。☆子さんお疲れ様でした。 (2013/10/22-16:12)

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